この記事もっ!前回の投稿をした勢いで書いているっ!
もー生きるのシンドイ。
理不尽な事があったらメンタルをマイメロにして乗り切りたい。
「私はマイメロだよ~☆難しいことはよくわかんないし、岩登りたいで~す」
さて、今回も行ってみましょう、なんとか北海道まで進めて完結したいこのブログ!
今回紹介する1級&初段の課題は、花崗岩大国山梨が誇るビッグエリアである瑞牆山。
説明不要の課題たちが並ぶのかと思ったら、意外や意外、多くの人は紹介されている課題で登ったことがある課題の方が少ないのではないだろうか。
紹介された4課題中、2課題はハイボールだし・・・。
【瑞牆山】(課題名横の〇×は登れたか否か)
「サザンクロス 1級」 〇
瑞牆山の植樹祭駐車へ向かう道を、最初の分岐で左に曲がってしばらく走ると、林道沿いに見えるどデカい岩。
岩のど真ん中にポケットホールドが絶妙な距離&負荷で並び、ラインを迷うようなことなく直上できる。
良いボルダリング課題はこうでなきゃと思わせる一本。
強度的な核心は下部~中部。
上部はホールド&スタンス共に良くなるけど、それでも、最後のマントルでハイステップムーブが要求され、気が抜けない。
それだけに登った時の達成感は格別。
私は手持ちのマットが2枚しかなかったのでそれで臨んだけど、アプローチが近いので複数のマットが用意できたら、あるだけ敷いた方が良いと思う。
「黄金虫 初段」 ×
こちらもかなりのハイボール。
おそらく初手~数手が核心なのだろうけど、下から見上げた感じでは上部のスラブに顕著なホールドが見あたらなくて、恐ろしい。
下部が解決できたら、落ち葉が降り積もっている上部を掃除してからトライしようと思ったけど、初手から解決できず。
スタートセットからけっこうリーチ差が出る課題かも。
登った人の記録ないかな?と思って検索してみたけど、三段クラスの課題&ハイボールを沢山登っているクライマーさんが初手を解決できずに敗退している記録が見つかった・・・。
左の別の課題のスタートから右へトラバースしてから、黄金虫のラインに合流して登ったという記録はあったので、やはり初手核心?
今のところ、離陸すらいっぱいいっぱいだったけど、いつか登れる日が来るのだろうか?
ポケット鍛えて出直します。
「陽炎座 1級」 ×
知る人ぞ(その悪さを)知るマイナー課題。
こちらも登った人の記録が少なく、YouTubeでは四段を登るような有名クライマーさんの動画が一本あるだけ。
スラッシュフェイス、高野聖などの高難度人気課題があるエリアにあるので、その辺の課題で敗退した人が、1級だから・・・とトライする人も多そうだけど、登ったという話を聞かないので、特に自分が難しく登っている訳ではなさそう。
瑞牆山ボルダリングガイドが出る前は初段だったようなので、なぜグレードダウンしたのか謎の課題。
ホールドorスタンスに大きな変化でもあったのだろうか。
成功率が極端に低いけど、できないパートはなかったから、こちらもポケットを鍛えて出直します。
「阿修羅 初段」 〇
説明不要の有名課題。
ポケット、クラックと繋がる無駄のない奇跡的なホールド配置、バランスと距離出しが求められ、適度な高さに渋いマントルと文句の付けようがない課題だと思う。
日本に住んでいて、外岩のボルダリングを楽しんでいるのだったら、阿修羅は無理してでも登っておきたい課題のひとつと言えるのではないだろうか。
誰もいない静かな森の中で、この素晴らしい課題に向き合うのは幸せなひとときだった。
と、ここまでがロクスノNo.81の特集で紹介されていた、瑞牆山の1級&初段の課題。
ここで終わってもいいのですが、文字数が少ないので少し雑談。
ロクスノNo.81を読んだ方は、「瑞牆山であの課題が入ってない!?」という方がけっこういるのではないだろうか。
私もその一人で、「夏への扉」なんて高さ、ロケーション、ムーブともに素晴らしい課題だと思うし、登れていないけど「東雲」もボルダームーブの連続という感じでカッコいい。
人気課題の「日々の暮らし」も、リップトラバースながら岩の弱点を突いた合理的なラインで美しい。
「ガリガリ君」も特徴的な形の岩をフックテクニックで登る良い課題だった。
パッと思いついただけで、瑞牆山ボルダーには名課題と言える課題が、自分が知っている範囲でこれだけ出てくる。
キャンプと組み合わせてその雰囲気を楽しめる小川山と、遊歩道沿いにアクセスの良いボルダーが点在し、まるでボルダリング公園の様な瑞牆山。
どちらも日本唯一と言えるエリアではないだろうか。