あいかわず半季節労働者、半車上生活者のような生活を送っています。
フリーwi-fiを捕まえるスキルだけが上がっているような気がする今日このごろ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今年も残すところあとわずかということで、今年の振り返りでも。
定住地を持たない生活をしているので、今年の何月にどこに居てどんな事をしていたのか?というのが自分でもたまにわからなくなります。
スマホの写真アルバムを見て「ああ…◯月はあそこであの課題を登っていたのね」と思い出すことばかり、せっかくなので自分のための備忘録も兼ねてここに記します。
2023年1月 愛知〜岡山〜徳島〜高知
2023年の元旦は愛知県にある三河湾を一望できるホテルの一室で迎えました。
と、書くとリッチな感じがするけど仕事です。これまでにない立派な客室寮で最高でした。
ネパール人のスタッフが多く、働き始めてすぐに「ネパール語を使う日本人が来た!」とネパリのスタッフ間で話題になったようで、仕事なのに楽しい日々だった。
年末年始の短期の仕事だったので休みは少なく、豊田に登りに行ったりしたけれどこれといって成果はなし。やはり豊田の岩は苦手。
仕事が終わってからは岡山経由で四国に移動。
岡山では矢掛ボルダーで宿題だった「エイプリルフール」。
徳島ではふと立ち寄った立川ボルダーで「大谷ハングSD」。
高知では日ノ御子ボルダーで「フラッシュオーバー」、「I Scream」、「Crazy crazy」etc…
特にフラッシュオーバーはリーチ差が出る核心部を両足でフックというムーブで解決できて、価値ある完登だった。
2月 高知〜愛媛
引き続き四国をプラプラ。
2月の後半まで高知でお仕事をして、自由になった後は愛媛県の松野町にある滑床渓谷ボルダーに行ったりした。
滑床渓谷ボルダーはコンパクトなエリアだけど、内容の濃い課題もあって楽しかった。
「水の戯れ」という課題がロケーションが良く、岩も格好いいのでお勧めです。
3月 ネパール
この月はさすがに忘れはしない。
10年前にも一度歩いたエベレスト街道のトレッキング。
その時は無茶なプランで高山病に掛かり、トレッキング中に食べる物にあまり気を使わなかったからか下痢にもなってしまい、そのダブルパンチで敗退したのがずっと気掛かりだった。
今回はその再挑戦と、せっかくこの10年の間にクライミングも始めたことだし、エベレスト街道ベースキャンプに向かう道中でボルダリングをしてみようと思い、クライミングシューズも持っていった。
この選択は大当たりで、素晴らしいロケーションの中で一生の思い出に残るようなクライミングができた。
4月 ネパール〜スリランカ
エベレスト街道トレッキングが予定外にスムーズだったため、欲?を出してアンナプルナベースキャンプまでのトレッキングもする事にした。
もちろんクライミングシューズを持って。
アンナプルナまでは歩く予定はなかったのだけど、この年の4月からアンナプルナの山域はガイドの同行が必須となるようで、一人で気楽に費用も安く歩くラストチャンスと思って3月31日に滑り込みで入域した。
EBCトレッキングに比べると日数も短く展望もあまり望めないルートだったけど、マチャプチャレ等の美しい山々を眺めながら村から村へ歩く旅はRPGゲームのようで楽しかった。
ネパールからの帰りは航空券が安かったからというのもあって、スリランカに寄り道。
初めての国で勝手がわからず、疲れる事もあったけど楽しい国だった。
これが日本人初だったとしたら面白い。
スリランカは物価も安いし、クライミングの対象となりそうな岩が沢山あればまた行きたいかも。
5月〜6月 長野県
日本に帰ってきてからは早々に仕事を決め、小川山や瑞牆山へのアクセスが良い長野県の宿泊施設での仕事を決める。
稼働時間短めという事で「仕事終わってから登りにいけそう!」と選んだのだけど、夕方3時とか中途半端な時間で終わってしまうので岩に行くにも微妙だったけど・・・。
それでも、ずっと登りたいと思っていた瑞牆ボルダーの「陽炎座」が登れたので良い滞在だった。
その他は友人がしばらく小川山・瑞牆山でバムをしていたので、一緒にクラックルートを登ったりもした。
人気ルートの春うらら、イムジン河をRP。
7月〜10月 北海道
7月の半ばに南牧村での仕事が終わり、3日と空けずに即、北海道へ。
大洗港近辺で38℃だった外気温が苫小牧についたら24℃前後(ただし北海道としては湿度高めで暑かった)だったのが北海道を感じさせた。
今年の夏は北海道といえども暑く、35℃近くになる日もあった。
そんな中、層雲峡の看板クラック「ロングナイト」5.12bが登れたのが本当に嬉しかった。
これだけでも北海道に来た甲斐があったと思える。
北海道でのお仕事はホテルでの勤務が終わっても、十勝でカボチャやじゃがいもの収穫をしたりしてまた新しい体験ができた。
ワイドピンチの連続で握力がなくなるカボチャの収穫は二度とゴメンだけども・・・。
今回の北海道はリードメイン(といっても暑すぎてシーズンが短かったけど)で赤岩青巌峡の「バウ」神居岩の「マッスルマン」義経岩の「ジュスティーヌ」など思い出のある課題ばかり。
ボルダーは積丹ボルダーの「シークレットサービス」がフックを多用する立体的な課題で楽しかった。
11月〜12月 岐阜
内地に帰ってきてからは、通りがかりに青森県の岩館ボルダー、秋田県の男鹿ボルダーなどに寄り道してから東京へ。
下呂滞在では天気の悪さに翻弄されながらも、中休みを使って無理やり登りに行き、公開されて間もない新しいエリアの馬瀬ボルダーを中心に楽しみました。
12月 静岡
下呂での仕事が終わってからも、岐阜のフクベ、三重のナサ崎や一ノ瀬、静岡気田川や富士川で少し登るだけであまりフラフラせず(?)年末年始の仕事を決めて伊豆へ。
職場から城ヶ崎海岸が近いので、アベッククライマー蠢き陽キャ集まる(勝手なイメージ)城ヶ崎ボルダーの中でも、人がほとんど来ないであろう門脇南の磯の洞窟内で山野井泰史さんが初登したフィンガークラックの「炎の導火線」を完登した。
柔らかな陽光が差し込む海岸を避け、昼間でもワークライトが必要になる洞窟内で過ごす時間は、とても自分向きだなと思った。
そんなこんなで今年は城ヶ崎で年越しとなりそうです。
元旦も出勤なので、さすがに今年は初日の出は見られなさそう。
来年のプランはあるような無いような。です。
突拍子もないようなことにチャレンジしたいなとはいつも思ってます。
皆様、良いお年を。