東奔西登

車中泊で日本縦断の旅をしながら、ロクスノ081号の「全国ボルダー『1級&初段』100 課題」にトライした人の記録

フォントひとり旅。やっぱり出発前敗退かよ!?

9月25日 停滞日

実家周辺の満喫でシャワーを浴びてコインランドリーへ。

キャンプ場での生活を考えて小さなフライパンを荷物に追加した(結局、共用キッチンに調理器具が揃っていて使わなかったけど)。

9月26日 出発日

午前4時、セットしたアラームより早く起きた。

アラームの鳴る時刻まで二度寝しようかと思ったけど、飛行機に乗るときに色々とやらかす人なのでそのまま起きてパンとコーヒーの朝食をとった。

電車は時間通りに走り、時間通りに成田着。

IKEAの派手な青いバッグが電車内で人目を引いていたように思う。

さっそくスリランカ航空のカウンターでチェックインを済まそうと列に並び、パスポートとEチケットの画面を見せて手続きをして貰っていると、チェックイン担当者がPC画面を見ながら困惑した様子で他のスタッフを呼び、やがて来た上司と思われる女性と一緒に画面を見ながら話している。

なんだか不穏な空気...

しばらくしてその上司が私に話しかけてきて、予約したチケットの成田→コロンボ

スリランカ)行きはあるが、コロンボ→パリ行きが無いという。

一瞬、頭の中が真っ白になり「全便キャンセル?パリにも行けずに終わりか!?」と頭の中でぐるぐる。

普通だったらありえないような話だけど、この日乗る予定の便は、本来乗る予定だった24日の便の代替としてトリップ.comの担当者にとってもらった便。

予期せぬトラブルもありえる話。

結果、無事に搭乗することができたのだけど、動揺して変な汗をかいた。

こういう時に平静でいられる人になりたい。

なんとか搭乗できた成田→コロンボ行きの機内では映画を何本か見て過ごした。

その中でも「ラーゲリより愛を込めて」はちょっと泣いた。

ラーゲリで頭が疲れたから頭からっぽで楽しめる映画を見たくなり、ラッシュ・アワー2や3などの懐かしのアクションコメディを楽しむ。

特にラッシュ・アワー3は舞台がパリだったので気分が高まった!?

機内食提供の時間になって、隣の席のスリランカをツアーで回るという日本人マダムにウェットティッシュを貰い、今回の旅の荷物にアルコールジェルを持ってきてない事に気がついた。

機内食は二回出て、それぞれチキン・フィシュを選ぶ。

スリランカ航空の機内食はスパイスが効いていて美味しかった。

食後はコーヒー・紅茶のサービスもあったけど、そこはさすがのスリランカ、コーヒーより紅茶が正解。

成田→コロンボ行きの機内ではまだ昼間ということもあってか、あまり眠れなかった。

中継地のスリランカのバンダラナイケ国際空港では10時間近くのトランジット。

夕方着ということもあり、一時入国はせずに空港内で過ごす。

バンダラナイケ国際空港は二回目で、そんなに大きな空港ではない事もあって見覚えのある景色ばかり。

相変わらずの穴がガバガバのコンセントにUSBのアダプターを差してスマホの充電や空港内のwi-fiに繋いで時間を潰す。

物価の安いスリランカでも空港内は強気の値段で買い物をする気がぜんぜん起きなかったのだけど、喉の乾きと空腹の耐えかねて4$くらいするチャイを買ってちびちびと飲んだ。

9月27日 ようやくパリに到着!

成田からパリまでの30時間を過ごしてる間に日本の総理が変わってた。

バンダラナイケ発、パリ行きが1時間以上遅れてパリに到着したのが13時半頃。

コロンボ→パリの間も機内食は二回。暗くて写真は撮らず。

パリの空港でATMで70ユーロをキャッシングした。日本円で約13,000円。

駅の自販機のペプシコーラが3.5ユーロもして物価の高さに慄いた(スーパーでは1.3ユーロくらいだったので自販機が特別高かったよう)。

駅の無人販売機でネット情報を頼りにフォンテーヌブローAvon行きのチケットを買った。

※英語できないマンだから日本語の情報は誠に助かります。みんな、もっとブログ書いて!

 

駅では意味のわからないホームの案内の電光掲示板に翻弄されながらもナントカ電車に乗れ、相席になった病院帰り?の猫を連れたフランス人の話しかけられたけども、ちっとも意味がわからずただ「カワイイ、カワイイ」と言って猫を撫でてたら電車はフォンテーヌブローAvonへ着いた。

ここからはローカルバスでゲストハウス&キャンプ場のあるラ・シャペルラレーヌへ。

強い雨が降ったり止んだりの天気で、雨の中テントを設置するのは憂鬱だなと思いながらバスに揺られていたけど、ラ・シャペルラレーヌに着く頃には雨も止んで青空が出ていて助かった。

キャンプ場は予約しなかったので少し不安だったけど、空きは十分にあって無事にスペースを借りることができた。

テント泊で心配だった貴重品の管理もロッカーを借りれたし、毛布も貸してくれてテント泊でも暖かく過ごすことができた。

 

到着が遅くなってしまったのでこの日は買い物をせず、街のパン屋でバゲットを買った。パリの街(郊外だけど)を紙袋に入れたバゲットを片手に歩くという憧れのミッションはクリア。

レセプションで受付を済まし、オーナーのパトリックにゲストハウス施設内の説明を受け、広い庭にテントを張った。

夕食は買ったバゲット機内食に付いてきた小さなパックのバターで食べ、同じ宿に泊まっていた中年の女性に「庭に生えてるからフリーよ」と貰ったイチジクを食べた(その後、庭を探したけどどこにもイチジクなんてなかったけど...)。

シャワーを浴びてテントに戻って寝袋に入り「横になって寝るのは何十時間ぶりだろうか」と考えていたらあっという間に意識がなくなっていた。

起きたのは深夜1時間半頃。

それも尿意で起きたようで、用を済ましてまた寝袋へ。

そこからは熟睡はできずうつらうつらしながら過ごす。

明け方に雨。

岩のコンディションが心配になるが、天気予報をみるとこの日は朝から晴れ予報なので気楽に構えた。