日本縦断ボルダリング旅総括も今回で最終回!
ついでにこのブログも最終回。
放置気味のブログにして、何か書きたいことが出てきたら書く。
くらいの気持ちで続けてもいいんだけど、はてなIDを変えたくなりました。
なんとなく、climbing×VAN生活で、climbanにしたんだけど、”BAN”はされたくないよね。
ID決めるときになんも考えていませんでした・・・。
思えばこれまでの人生で大量に厨二IDを量産してきました。
叶う事ならその全てを闇に葬りたいっ!!
では、行ってみましょう。
日本縦断ボルダリング旅総括 北海道編の〆!
っても、全5課題中、3課題を前回の投稿で書いたから、あと2課題しかないの。
しかもその内の一課題はいわくつき(詳細は以下)なので実質、一課題ッ・・・!
【北海道】(課題名横の〇×は登れたか否か)
【旭川】
「ワルキューレの騎行 1級」 そもそも公開されていなかった
いきなりのオチ。
このオチは最後にとっておきたかったんだけど、ロクスノで紹介されている並びで課題を紹介するとこの順番。
北海道を代表するルーフボルダーと書いてあって期待していたのだけど、そもそも公開されていなかった。
正直、ガックリきた。
まったく自分の力で情報を集めなかったわけではなく、そのエリアの開拓をまとめている本人に直に会いに行って、お願いしたのだけど取り付く島もなし。
この1級&初段旅がライフワーク(比喩でなく)で九州から来た事を説明し、エリア&課題の情報をSNS等に公表しない事も約束すると伝えたのに、駄目だった。
色々な考えがあるだろうけど、まだ開拓中で公開も未定のエリアの課題を、商業誌で紹介してしまうのはどうなんだろう。
ロクスノNo.81が発売されたのが2018年の秋。
そして2021年現在もそのエリアが公開されたという情報は聞かない。
開拓に関して地権者との交渉や、アプローチ問題などに留意するのは大変な仕事なのは重々承知。
岩場によってはシークレットエリアにするのもしかたがないとは思う。
それなら、そんなエリアをお金を払って買う雑誌に載せるのはいかがなものか。
いやいや、公開する予定はある。
でも、まだプロジェクトがあって他人には登らせたくないってのだったら、プロジェクトはトライ禁止という旨をトポに一言書き込んでから公開する選択肢だってあるはずだ。
実際、宮崎県の比叡ボルダーはそうしている。
または、強いクライマーがラインとなりそうな課題をすべて登ってしまえばいい。
それが地元のクライマーで叶わないなら、他所から招くのだっていいじゃないか。
それをせず、身内のクライマーとキャッキャウフフしているのだったら、チラ裏に書いておいた方がいい。
【登別】
「アヨロスペシャルライト 初段」 〇
北海道入りして初めて訪れた岩場が、登別のアヨロ。
その中でも良くブログなどで目にする定番の課題が、このアヨロスペシャルライト。
下地の高さははシーズンによって上下するみたいで、私が訪れた時は高めだった。
下地の低いときはちょっとしたハイボールくらいの緊張感がありそうだけど、下地は砂地なので安心。
ムーブの核心は、甘いガストンからのポケットへの一手。
その時のフリクションでだいぶ難易度が変わりそうな課題。
実際、アヨロボルダー北海道の中でも冬の岩場みたいで、7月に再訪した時は草がボーボーだったし、地元のクライマーさんはシーズンじゃないと仰ってた。
アヨロボルダーは基本的に海岸の側壁を登る課題が多くて、課題を登りきると、降りるのが難しかった。
アヨロボルダーはトポでは課題が分かりにくく、地元のクライマーに教えて貰わないとラインを間違えてしまいそう。
良く登られているエリア以外にも、波の影響を強く受けそうだけど、海に面したエリアも課題があるみたい。
この課題で、ロクスノNo.81の1級&初段で紹介されていた北海道の課題は全部。
道南には、他にも有珠ボルダーなどがあるみたいだけど、アプローチ問題等を考慮しての選出だろうか。
ここでブログを終わらせるのはちょっと物足りないので、北海道で登った他の課題も少し紹介しようと思う。
雄冬岬ボルダー Lupin 初段
北海道クライマーには有名?なハードな初段。
左の岩に足が当たらないようなムーブを構築する必要がある。
左の岩がなければもっとカッコイイのに…とか思っちゃうけど、そうするとムーブの選択肢が多くなって簡単になってしまうかも。
雄冬は海も綺麗でよいロケーションだった。
日の出岬ボルダー オールドデイズSD 7a+
日の出岬ボルダーは日本最北のエリアとも言える、オホーツク海沿岸にあるボルダー。
北オホーツクボルダーエリアという名前でトポも北海道のアウトドアショップで手に入った。
ノートに書いたのをコピーしただけというような物だけど、唯一とも言える貴重なオホーツクエリアのボルダー情報である。
「北オホーツクボルダーエリア」とざっくり括っているけど、距離にして100km以上の範囲に点在していて、ひとつひとつのエリアは大きくない。
一日でひとつのエリアというよりは、複数のエリアをハシゴして楽しむ感じだろうか。
北海道では、その他に雌阿寒岳、十勝岳、羅臼岳と登山ついでのボルダリングをしたけど、トポが無かったのでスタートもラインも適当に遊んだくらい。
それでも、とても面白かった。
と、そんなこんなで滞在を楽しんだ北海道。
真冬の本州は、寒すぎる車中泊生活が辛かったけど、夏の北海道はとにかく快適だった。
北海道には一カ月以上滞在したけど、クライミングに使った時間はそれほどでもなく、もっぱら釣りや登山や観光&温泉を楽しんだ。
このボルダリング旅、そして日本縦断旅で何かを得たか?それを今後何かに活かせるか?なんてものはわからない。
この旅でないと出会えなかった景色、人、動物との出会いを楽しめただけで十分。
未知の場所の未知の課題を自分の力で登っていくのは、筋力測定みたいなクライミングとは違う、純粋な楽しさがあった。
たった100課題だけど、この課題のここが楽しかった。
逆に、登れなかった課題のここが難しかった。
などを思い出そうとすると、けっこう細かく覚えているものである。
この時にどこで車中泊したかなんてのはほとんど覚えていないのに。
NEVER STOP EXPLORING
この言葉はアウトドアブランドのノースフェイスのキャッチコピーで、とても好きな言葉。
「探検をやめるな」
と、訳せる言葉だけど、何も大それたことをしろというのではなく、日常のちょっとした事や、いつものクライミングにこの言葉を少し混ぜるだけで、充実した人生が送れそうな気がしてくる。
「やめるな」というのも良い。
今も皆それぞれの探検をしているのだから、それを続けていこうというメッセージにもとれる。
日本縦断ボルダリング旅はこれで一段落とするけど、普通の日常の中でも探検の心を忘れずにいたい。
最後に拙ないブログにお付き合いいただいてありがとうございました。
また何か書きたい事が出てきたら、気分を変えて別のブログ、IDでという事になるかと思います。
その際はこのブログにも移動先のリンクを貼るつもりなので、気が向いたら見て行ってください。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。