最初に断っておきますが、読む人にとっては面白くともなんともない二日間です。
完全に自分用のメモ。
2020/1/7
楯ヶ崎では「レリーフ左のクラック」は登れたけど「ハテナ」は登れず。
一勝一敗という感じ。
この「一勝一敗」というのも、クライミングだと一つは自分に勝って、もう一つは自分に負けたという気持ち。
ハテナはがっつり飛ばないムーブもあると聞いたので、次回の機会があればそれも探ってみたい。
で、この日はレストというか観光。
一生に一度はの「熊野詣」をしてきました。
車がない時代では庶民には命がけだった熊野詣も、調子の良い車とガソリン代があれば難なく辿り着けることに感謝。
昔は道中で行き倒れてしまう人も多かったとか。
行き倒れた人は地元の人が手厚く葬ったらしく、志半ばで倒れはしたが、成仏できたのではないかと思う。
熊野本宮では、つげで出来た「八咫烏」のキーホルダーを買った。
八咫烏は、神武東征の際に神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされるので、クライミングのオブザベ力向上を願って購入。
元旦に買った太郎坊宮のミニ勝守りと一緒に、チョークバッグに付けた。
熊野本宮を後にして、向かったのは神倉神社と熊野速玉大社。
神倉神社の参道は、急こう配に500段以上の石の階段が続き、雨で濡れていたら非常に危険な香りがする。
それじゃなくても先日の楯ヶ崎往復8kmアプローチでヨレたふくらはぎには辛かった。
神倉神社の後は、熊野速玉大社へ。
こちらは駐車場から徒歩一分。
熊野本宮とは雰囲気が異なり、朱塗りの鮮やかな建物が印象的。
先に訪れた神倉神社は、熊野速玉大社の 「飛地境内摂社」らしい。
熊野の神が降臨した地は神倉神社にあるゴトビキ岩の上と伝えられているので、脚力に自信があれば神倉神社にはぜひお参りしたいところです。
この日は道の駅なちで就寝。
大気の状態が不安定なのか、とても暖かくてこの時期なのに蚊に刺された。
2020/1/8
朝から強風と強い雨。
気温も20℃はありそうなほど暖かい。
紀伊半島に強い雨雲がかかっていて、午前9時頃まで車から出られないほどの雨が断続的に降っていた。
こういう時に雨漏りのする車は辛い。
雨漏り箇所の水滴を、ときおりキッチンペーパーで拭きながら雨雲が通り過ぎるのを待った。
雨が止み、那智の滝に向かう途中にあったステンレス流し台の温泉で寝汗を拭う。
泉温はおそらく38度前後と低いけど、寝汗を流す分には十分。
けっこう車通りの多い道路沿いにあるのが難点か。
ささっと身体を清めて、熊野那智大社へ。
熊野那智大社の周りはちょっとした町になっていて、熊野信仰の歴史の長さが伺える。
お土産屋で定番の那智黒あめを買い、店番のおばさんと少しお話。
九州からクライミングが趣味で旅をしている事を喋ろうとして、「クラ・・・」で止めた。
この地では印象最悪だろうからなぁ。
那智の滝は朝方の集中豪雨の影響で水量がこの時期としては多く、迫力があった。
TVの撮影かなにかが来ていて騒がしく、ちゃんとお参りできなかったのが心残り。
那智の滝を観光した後は、和歌山県と奈良県の山中を抜けて途中、天川村に寄って奈良市街地に戻った。
奈良の山間部は、九州の山間部にも負けないほどの秘境だったことに驚いた。