東奔西登

車中泊で日本縦断の旅をしながら、ロクスノ081号の「全国ボルダー『1級&初段』100 課題」にトライした人の記録

2020/3/17~3/26 南信~恵那の旅

2020/3/17~3/26

 

コロナエクシヴ・・・じゃなかった、コロナウイルスのせいでとにかくヒマ。

 

因みにコロナエクシヴはトヨタ自動車が昔販売していたセダン。

全高が低く、ぺったんこでカッコイイ(と、思う世代は思うはず)

 

なんと、現代のいわゆる”ハチロク”と5mmしか全高が変わらない。

最低地上高に余裕があるから、車高落としたらハチロクより低くなりそう。

 

ま、そんな話はどうでもいいんだヨ・・・。

 

 

コロナ騒ぎの影響で、久しぶりに大都会TOKYOに帰ってきたのに、人混みへは出かけられず、あまり人気(ひとけ)のない岩場や、人の居ない時間帯を狙って細々と登っております。

 

 

初めての岩場というと、長野県南部の遠山川ボルダーに行ってみた。

 

ロクスノ1級&初段で紹介されていた、遠山川の看板課題という「アンバマイカ」を含む3課題が岩が傾いたことで消滅したようなので、実質、この遠山川で紹介されていた課題は、「ケイユウ」、「キラーボーイ」の二つの初段課題のみ。

 

そのうち、「キラーボーイ」はトポに「身長差が出やすい」と書かれていたので、その時点でやる気を失いながらも、「いちおう見ておくか」とかなりキツイアプローチを、マットを二枚担いで20分くらい歩き、ようやくそれらしい岩を見つけたと思ったら、こちらも下地が水没中・・・。

 

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遠山川は全体的に、下地の整備やマット運びなどの”ドレイ”が必要そうな岩場

いちおう近くまでいって課題を観察してみると、たしかに身長差が出やすいというか、リーチがないとあきらかに難しそう。

 

よく、「リーチがないなら中継ホールドを使ってなんとかしろ」とか聞くけど、この岩に関してはキーホルド意外に中継で使えそうなホールドはまったくなかった。

 

キーホールドと言われるハング中央のカチへ届かすのすらリーチ差がでそう。

 

しばらく観察しても、なんの解決方法も思い浮かばなかったので、無駄打ちする前にもう一個の課題の「ケイユウ」へ移動した。

 

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チョーク跡がまったくなかった不人気の名課題?

「ケイユウ」はなんで周りにこれだけ大きな岩があるのに、この課題?ってくらい普通のサイズ。

 

こちらの課題は下地が下がっていそうな感じはなく、左下の岩に立った状態で各ホールドに届くのでペタペタ触って見る。

 

両手アンダースタートから、サイドカチを押さえてリップにドン!という感じなのだけど、これがまた遠い。

 

リップがとれた体でムーブを起こそうにも、パツパツで足が踏めないし、上がらない。

 

これはダメなやつかな~と思いつつ、他に惹かれる(この課題に惹かれた訳ではないのだけど、縛りプレイ中なので)課題もなく、しかたなくアレコレやってみるも、決定的な解決方法が見つからず時間切れ。

 

 

う~ん、なんだか遠山川は、メインで開拓している人との身長差がけっこうあるような印象。

 

そこそこリーチのある人が、ロングスパンで気持ちよく届く距離は、リーチのないクライマーにはその人が相当強くない限り、絶望的な距離であることが多いのだけど、その気持ちは大きい人にはわからないのだと思う。

 

「クライミングはリーチ、パワーじゃない!」という意見を聞くけど、じゃあ、なんでワールドカップでもなんでも男子と女子で課題が違うの?と思う。

 

男子と女子の一番の違いは、リーチとパワーだと思うのだけど。

 

 

看板課題の消滅、駐車スペースも少なく、アプローチも不明瞭と遠山川ボルダーはなかなかに難しい岩場。

 

同じ手間だったら、多くの人は笠置山や他のエリアに行くと思う。

 

その証拠に、チョーク跡のある課題はほんの少しだった。

 

 

 ・・・

 

で、翌日に移動した先は、およそ4年ぶりの笠置山ボルダー。

 

しばらく通っていた割には、課題のある岩すらも一回も見たことが無かった「イルカ」と、こちらは4年ぶりの再登となった「シュクラン」

 

4年前は、新しく公開されたばかりの里エリアで登ってばっかりだったので、笠置山の上のエリアはまだまだ新鮮な気持ちでトライできる。

 

イルカ 1級はリップから先がガバと思っていて、微妙に嵌りかけるも、なんとか成功。

 

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手に足ヒールではなく手より上ヒール

保持力と柔軟性が求められるキビシイ課題で、「う~ん、笠置の1級だな(笑)」という感じだった。

 

シュクランは、アンダーを使う。というところ以外のムーブを忘れていて、新鮮な気持ちで楽しめた。

 

こちらも本当に良い課題。

 

 「イルカ」と「シュクラン」の二つの課題で、笠置山での縛りプレイは終わったから、4年前の登り残しにトライしようと、里エリアに下り、笠置山最難の2級と言われる「ハサミコミ」にトライ。

 

 離陸からの一手が核心の課題に思えるけど、中間から上部も下地が悪くて気が抜けない。

 

ケガしたくないから、初手を止めた体でムーブを作っていくも、ここでもムーブ作りに嵌りかける・・・。

 

ようやく中間~トップアウトのムーブが出来た頃にはけっこうヨレていて、肝心の初手が止まらなくなりそうだったけど、絶叫保持してなんとか完登。

スッキリした。

 

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気合の初手止め

ハサミコミが登れたところで、この日のクライミングは終了。 

この日はとても寒く、駐車場に戻ったら雪がチラついていた。

 

その後、恵那で知り合った懐かしい顔ぶれと久しぶりに会い、楽しく談笑。

 

みんな変わらず良い人たちばかり。

 

恵まれて(恵)美しい(那)という地名通りの、本当に良い土地だと思う。

 

 

その後、カフェインパワーで夜中運転して甲信越へ戻った。

 

 

・・・

 

翌日。

 

3連登目となるこの日は、小川山で狙っている課題のムーブ作りぐらいの気持ちで小川山に。

 

グレードは1級とのことだけど、とてもそのグレードで納得できる難しさではなさそう。

 

3時間ほど奮闘して、ムーブを作ったところでその日はお終い。

 

高さもあって油断すると怪我しそうな課題なので、二日間しっかり休んでからトライすることに決めた。

 

 

さらに翌日。

 

この日は休むつもりだったけど、先の天気が悪そうなので、縛りプレイの中の登れそうな課題を登っておこうと小川山へ。

 

 お初の屋根岩ボルダーで、「石の魂」

というか、クジラ岩より上のボルダーには行ったことがなかった。

 

石の魂は中継ポケットありの1級と言われてるバージョンしかやる気がなかったから、すぐに終わるだろうと思ってたけど、右手の持ち感がわからなくてけっこうハマる。

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右手の通称”スプレー持ち”が面白かった

6トライ以上、10トライ未満というところで完登。

 

同じ1級の課題でも、ムーブのエイハブ船長に対して、ホールディングの石の魂といった印象だった。

 

限定課題は好きではないので、ランジは試しもせず。

 

「石の魂」の後は、知り合いが親指岩でクレイジージャムとやっているというので、トップロープで遊ばせて貰った。

 

これまでボルダーでやったフィンガー~ハンドジャムメインのクラックと違い、全身を使うジャミングで戸惑った。

 

4テンくらいでボロボロになりながらトップアウト。

 

ボルダリングとはまったく違う世界で、楽しいながらもぐったりと疲れた。

 

 

これからしばらくは天気が悪そうなので、強制レストとなりそう。

指皮と体力の回復させて、狙っている課題を楽しみながらも、スムーズにクリアして行きたい。