2020/1/14
うどん県で朝うどん
スプーンカットフェイスを登り、安堵の気持ちで岡山県を離れる。
尾道の「テットータットー」、矢掛の「エイプリルフール」と中国地方で登りたい課題はまだあるのだけど、指皮の状態から花崗岩連登は厳しい。
なので、四国の河原の岩で登りながら、しばらく指皮の回復に努めたいと考えた。
この日はレストと決め、与島PAで実家に送るお土産を買い、香川県の朝から営業しているうどん屋さんでうどんを食べ、2か月ぶりに髪の毛を切ってもらってスッキリした。
その後は下道で3時間くらいかけて高知県入り。
道の駅 南国風良里 で就寝。
2020/1/15
松風は意外に寒かった
この日は、とりあえず高知ボルダーのシンボルとなっている「松風」から。
昨夜は雨が降ったので、乾きを待って午後過ぎから松風のある春野漁港へ。
暖冬と言われる今冬でも、さすがに本州は寒くなってきたので高知に逃げてきたつもりだったのだけど、意外に寒くてあまり嬉しくない。
九州の方が暖かかったぞ!
なんて文句を言っても始まらないので、松風の周りの課題でアップをしてから松風へ。
噂に聞いたところ、どうもレイバックからのクロスで出るムーブは「迂回ムーブ」とか呼ばれて、それでは1級じゃないという話を聞いた。
現地で見てみると、使うホールド、スタンスはいわゆる「ランジorデッドムーブ」と呼ばれるものとほとんど一緒。
身体が右に入るかどうかで、特別なホールドを使う訳じゃない。
微妙な限定に疑問を持ちながら、YouTubeに上げてサムズダウンされるのも気持ちが良くないので、デッド(というか身長165cmだと完全にランジ)に拘ってトライするも、勢い良く飛ばないとならず、そうするとガバとは言えない核心のカチが止まらない。
そうこうしている内に、旅行中に寄ったというクライマーさんが来て、数回ランジムーブを試した後、右足を高く上げてカチにデッドするムーブに切り替えておよそ十回近くのトライの末、カチを止めて完登した。
このムーブではさすがに”迂回”とは呼べないだろうな。
と思いつつ、やはり初登ムーブと違う!という人が居るんだろうか。
そういう人は、アダムオンドラがフルリーチで初登した課題も、初登ムーブに拘るんだろうか。
なんて考えつつ、松風は敗退。
レイバック(迂回とは言わないと思う)も足上げデッドもどちらで登っても釈然としなさそうだったので、やる気が出なかった。
この現状を考えると、高知ボルダーのアイコン的に言われている「松風」も、今日は二重の意味で寒いと思えた。