東奔西登

車中泊で日本縦断の旅をしながら、ロクスノ081号の「全国ボルダー『1級&初段』100 課題」にトライした人の記録

2020/2/14 日本本土最南端「佐多岬」を出て三か月。ついに東京に到着!

2020/2/14

日本本土最南端「佐多岬」から陸路で東京(の端っこ)に到着!

 

この日が、日本縦断ボルダリングの旅シーズン1の最後の日になるとは思わなかった。 

 

いつもどおり車中で目覚め、昨晩の残りを食べてコーヒーを飲み、日の出と共に城ケ崎ボルダーへ。

 

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城ケ崎の日の出

目標は、城ケ崎ボルダーフナムシロックにある、「モンスターマン」

 

朝は湿度が高いからあんまりコンディション的には良くないけど、それでも早起きして訪れた理由は、この日は気温がとても高くなる予報だったから。

 

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実際、午前6時頃でも半袖で快適

 今年の冬はどうなってんだ・・・

 

ハイシーズンのフリクションに頼って登りたい私には、絶望のシーズンなのかも知れない。

 

ランジで失敗してマット外に豪快に落ちたりしながらも、モンスターマンは岩場到着後90分くらいでなんとか登って、次の目標に向けて移動。

 

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THE・ボルダリングという感じの名課題でした

次の目標課題へは、例のあの本を頼りにアプローチして、ホントにセンス無いな~と思いながらも親切な標識のおかげで目標の岩に到着。

 

・・・?

 

写真と違くね?

 

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悟空ハング2020 下地が1m以上下がり、もはやフリーソロ

下地を見て、トライするべきか否か逡巡したけど、とりあえずはやってみないと!と思い、ど緊張しながらスタート~ハング部までのホールドを探る。

 

ハング中間部はガバカチ。

 

ハング上部のカチは悪くはないけど、深い足から出る時に、足が切れて振られたら保持しきれないくらいの持ち感。

 

普通だったら、ハング中央部のガバカチにヒールしてマッチというムーブを選択したいところだけど、失敗したら背中から落ちそうなヤバい気配がする。

 

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ヒールは・・・この高さではできないムーブだった

 

この高度でそんなリスキーなことはできないから、持久力を喰うけどフラッギングからの寄せを選択。

 

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なんとかハングは越えたものの、上部のホールドが思いのほか悪く、そこから上はデッドポイントのムーブになりそう。

 

この高度でそんな無茶はできなくて、ここで降りることに。

 

しかし、一度、仁淀川で同じくらい高さから飛び降りた時に右足を痛めた(後日、骨挫傷と診断された)降りるのも十分怖かった。

 

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リップにぶら下がり~

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衝撃を分散する?四つ足着地!

 このトライで少し恐怖心が目覚めてしまったのと、ややヌメりを感じてリスクのあるムーブに躊躇してしまうため、日を改めてトライすることを誓ってこの日は退散。

 

 

・・・。

 

 

さて、この後どうしようか。

 

敗退を決めたものの、時間はまだ午前。

 

なんとなく、久しぶりに湯河原幕岩ボルダーでも行ってみようと、車を北に走らせた。

 

 

湯河原から城ケ崎はそんなに遠くないと勝手なイメージで思っていたけど、いやはやけっこう遠い。

 

休憩を挟みつつひたすら下道で向かう。

 

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幕岩の駐車場に着いた時に、すでに2月14日の時点で梅まつりの「梅の宴」が始まっていて、駐車料金500円+入場料200円が掛かるというので、そこまでしてやりたい課題もないし、ここまでジャパンワイドな岩登りをしてきて、いまさら限定ホールドを避けながら登るのもあれだと思ってヤメた。

 

 

・・・。

 

再び、う~んどうしよう。

 

少し考えて、もういいや!実家にいったん帰ろ。っと決めてまた下道を走る。

 

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懐かしい景色

途中、早川漁港で実家へのお土産を買った。

ここも懐かしい。

 

お昼も一時を回ったというのに、人気の食堂に行列ができていて関東を感じた。

 

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東京都唯一の道の駅。狭い。

ここまで来たら、実家までは後は目と鼻の先。

 

 

色々と感慨深い気持ちになるかな~と思ったけど、意外とあっけなく、それほど特別な感情は湧いてこなかった。

 

 

この三か月で車中泊以外で寝たのは、お世話になっていたジムの店内で寝た一泊だけ。

あとはオール車中泊

 

総走行距離、掛かったガソリン代とかメモしてあるけど、計算するのが面倒なので、またいつか。

 

そもそも、ブログをやるにはマメさが足りない性格なのだった。

 

まぁ、でも山野井泰史さんもマメにブログの更新をしてないし、あまり語らないけど、しれっと凄い事をやっている。

 

それがカッコいいとも思う。