2020/2/14
日本本土最南端「佐多岬」から陸路で東京(の端っこ)に到着!
この日が、日本縦断ボルダリングの旅シーズン1の最後の日になるとは思わなかった。
いつもどおり車中で目覚め、昨晩の残りを食べてコーヒーを飲み、日の出と共に城ケ崎ボルダーへ。
目標は、城ケ崎ボルダーフナムシロックにある、「モンスターマン」
朝は湿度が高いからあんまりコンディション的には良くないけど、それでも早起きして訪れた理由は、この日は気温がとても高くなる予報だったから。
今年の冬はどうなってんだ・・・
ハイシーズンのフリクションに頼って登りたい私には、絶望のシーズンなのかも知れない。
ランジで失敗してマット外に豪快に落ちたりしながらも、モンスターマンは岩場到着後90分くらいでなんとか登って、次の目標に向けて移動。
次の目標課題へは、例のあの本を頼りにアプローチして、ホントにセンス無いな~と思いながらも親切な標識のおかげで目標の岩に到着。
・・・?
写真と違くね?
下地を見て、トライするべきか否か逡巡したけど、とりあえずはやってみないと!と思い、ど緊張しながらスタート~ハング部までのホールドを探る。
ハング中間部はガバカチ。
ハング上部のカチは悪くはないけど、深い足から出る時に、足が切れて振られたら保持しきれないくらいの持ち感。
普通だったら、ハング中央部のガバカチにヒールしてマッチというムーブを選択したいところだけど、失敗したら背中から落ちそうなヤバい気配がする。
この高度でそんなリスキーなことはできないから、持久力を喰うけどフラッギングからの寄せを選択。
なんとかハングは越えたものの、上部のホールドが思いのほか悪く、そこから上はデッドポイントのムーブになりそう。
この高度でそんな無茶はできなくて、ここで降りることに。
しかし、一度、仁淀川で同じくらい高さから飛び降りた時に右足を痛めた(後日、骨挫傷と診断された)降りるのも十分怖かった。
このトライで少し恐怖心が目覚めてしまったのと、ややヌメりを感じてリスクのあるムーブに躊躇してしまうため、日を改めてトライすることを誓ってこの日は退散。
・・・。
さて、この後どうしようか。
敗退を決めたものの、時間はまだ午前。
なんとなく、久しぶりに湯河原幕岩ボルダーでも行ってみようと、車を北に走らせた。
湯河原から城ケ崎はそんなに遠くないと勝手なイメージで思っていたけど、いやはやけっこう遠い。
休憩を挟みつつひたすら下道で向かう。
幕岩の駐車場に着いた時に、すでに2月14日の時点で梅まつりの「梅の宴」が始まっていて、駐車料金500円+入場料200円が掛かるというので、そこまでしてやりたい課題もないし、ここまでジャパンワイドな岩登りをしてきて、いまさら限定ホールドを避けながら登るのもあれだと思ってヤメた。
・・・。
再び、う~んどうしよう。
少し考えて、もういいや!実家にいったん帰ろ。っと決めてまた下道を走る。
途中、早川漁港で実家へのお土産を買った。
ここも懐かしい。
お昼も一時を回ったというのに、人気の食堂に行列ができていて関東を感じた。
ここまで来たら、実家までは後は目と鼻の先。
色々と感慨深い気持ちになるかな~と思ったけど、意外とあっけなく、それほど特別な感情は湧いてこなかった。
この三か月で車中泊以外で寝たのは、お世話になっていたジムの店内で寝た一泊だけ。
あとはオール車中泊。
総走行距離、掛かったガソリン代とかメモしてあるけど、計算するのが面倒なので、またいつか。
そもそも、ブログをやるにはマメさが足りない性格なのだった。
まぁ、でも山野井泰史さんもマメにブログの更新をしてないし、あまり語らないけど、しれっと凄い事をやっている。
それがカッコいいとも思う。