2019/12/27
昨日の雨が朝までパラパラと残っていた。
午前中は乾きそうにないけど、とりあえず岩場の近くまでと京都笠置に向かって車を走らせた。
京都笠置について岩場の下見をして、乾いて登れそうな岩場あったら登ろうと思っていた矢先に雹と雨。
朝から風が強くて乾くだろうと思っていた岩が、また濡れてしまった。
この日は河原に降りることもせず、笠置から約10km東にある道の駅 お茶の京都みなみやましろ村で寝た。
思い切り登れない日が続いてストレスが溜まる代わりに、指皮は状態は日に日に良くなっている。
2019/12/28
朝、寒い。
フロントガラスの内側まで凍ったのはこの旅で初めての経験。
九州でも熊本の山間部や佐賀県は寒かったから、本州に来てからも「たいしたことないな」と高を括ってたがお茶の名産地と言われるところは寒暖差が激しい印象。
明日からはなるべく標高が低い所で寝ようと心に決めた。
今日から念願の京都笠置ボルダー。
王子が岳もそうだけど、歴史の長いクラシックなエリアというのはわくわくする。
なんだか日本のボルダリングの黎明期を垣間見てるようで楽しい。
まぁ、だいたいクラシック課題は辛かったりするのだけど(笑)
この日はトンネルホール、お目覚めマントルと1級課題をふたつ登り、いちおうの面目を保ってから目標の「親指君」へ。
親指君は「いつ行ってもマットが敷いてある人気の課題」と聞いていたのに、自分が行ったときは一人だけしかいなかった。
けっこうな高さのあるボルダー+下地が岩盤なのである程度人が集まると急に盛り上がる、豊田のダイヤモンドスラブ的なボルダーなのかも。
私の親指君トライは散々なものだった。
けっこうな数をトライしたのに、第二親指(みんなそう表現している)が止められたのは2、3回で、第三親指なんかまったく届く気がしない。
もちろん、私と同じくらいのリーチで登っている人も居るので、たぶん、身体の使い方やバランスなんだと思う。
う~ん、自分のことをバランス型のクライマーだと思ってたけど、どうやらそうでもないのかも。
このままだと、パワーないバランスないの得意のないクライマーになってしまう。
この日は日没まで親指君にトライして、たいして進歩もなく終了。
2019/12/29
この日も京都笠置へ。
昨日の疲れもあるだろうと、昼過ぎから親指出勤。
アップもそこそこに親指るが以前、進歩なし。
岩に張り付いて、あれこれ身体を動かしてみるが、一向にバランスが改善される様子がない。
これ、才能ないのかも…。
気分転換に「うなぎ」と「トランキライザー」にトライ。
うなぎは苦手な一手もの。
やる気もあまりでず、深いスタンスも上手く踏めず。
初手止めたていでは、なんの問題もない課題なのだけど(そういう課題だし)
トランキライザーは登りながら修正しまくる気持ち悪いムーブになったけど、なんとかオンサイト。
となりの岩に移らないとならない下降路が怖い。
その合間に親指君にトライするが、とくに何かが変わるわけでもない。
いいかげん疲れたので、最後にスーパーカンテを2トライで登って終了とした。
ヨレていたとはいえ、マントル返しにビビってオンサイトを逃したのが悔しい。