東奔西登

車中泊で日本縦断の旅をしながら、ロクスノ081号の「全国ボルダー『1級&初段』100 課題」にトライした人の記録

2020/1/30~2/1 急がば回れ

2020/1/30

レスト日

 

昨日、塗仏を登ってもまだ体力的に余裕がありそうがありそうだったけど、この日は休むことにした。

 

特に変わった事をした記憶はない。

ライミングシューズのベルクロ部分が裂けてきてたので、手持ちの裁縫道具で裁縫してみたけど、すぐに補強した糸は切れた。

 

なんか良い方法ないかな~。

 

2020/1/31

日ノ御子ボルダー

 

まだ、登りたい課題の仁淀川の「ガンダーラ」にトライできるほど、捻挫した足の調子は良くなさそう。

 

とりあえずアプローチが短い岩でも軽く登ろうと、日ノ御子ボルダーで小さな岩で遊ぶ。

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エメラルドグリーンの淵が綺麗だった。

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2020/2/1

この日もレスト

 

なんか休んでばっかりな気がしてくるけど、なんだかんだ中一日しか空けてないので、焦らずゆっくり休む。

 

勤めながらクライミングしていた時は、一日登ったら、二日間はクライミングを休んでいた。

 

 

せっかく高知に来ているので、坂本龍馬で有名な「桂浜」に行くことにした。

それも、せっかくなので「日本の夜明けぜよ!」をする為に、日の出を見に行った。

 

当日は朝は風もなく、雲もなく、絶好の日本の夜明け日和。

 

早く着きすぎたので、想像より砂浜が短かった桂浜を散歩しながら日の出を待つ。

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そうこうしているうちに・・・

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キタ!

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タイミング良く鳩が飛んだベストショット

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夜明けぜよ!


龍馬さんもご満悦そうであった。


 

 

 

 

 

 

2020/1/29 田舎は6時と12時、17時頃にチャイムが鳴る

2020/1/29

田舎は6時と12時、17時頃にチャイムが鳴る

 

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梅?だよね?

ついに来たっ・・・!

 

渇望っ・・・!

渇望した晴天っ・・・!

 

そう、思わずカイジ口調になってしまうくらい、それくらいテンションが上がった久しぶりの晴れの日。

 

さすがに今日は登らないとウソ。

何がウソなのかはわからないけれど。

 

と言っても、前日までけっこうしっかりとした雨が降っていたので、乾きの良さそうな岩として選んだのは、奥物部の宴エリア。

 

なんたってgoogleアースで確認できるくらい岩が剥き出しだった。

 

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ここだけポッカリと開けた空間に、川砂が敷き詰められたランディング。

リハビリクライミングには申し分のない状況。

 

・・・そう思っていた時期がボクにもありました。

 

そう、岩の上に立つまでは。

 

 

 

ランディングはこれ以上ないくらい恵まれた環境だけども、捻挫した右足をかばいながらのクライミングになるので、あまり好ましくない格好だけども、各パート練習からクライミング開始。

 

やはり気になる、核心と思われるリップへの飛び出し後の着地地点。

 

最初のトライはヒールが抜けて、マット外に着地。

下は砂地だし、それほど高さはないので大丈夫。

 

マットを少しズラす。

 

次の次くらいでとらえたリップへの一手は、意外に持ち感が良くて耐えられた。

「もし、取り損ねた場合はこの辺りかな・・・」とマットを再度調整。

 

スタートから核心部までは、ボルダリングの基本のような体の振りを使うムーブで、それなりの経験があれば問題のない事がわかったので、少し休憩してから通しトライへ。

 

 

下部は問題なし。

ヒールをガバカチに掛け、右手を悪いカチに出そうとしたその時っ・・・!!

 

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捻挫した右足のテーピングが眩しい

「てぃーん、とーん、たー・・・♪(てきとう)」と、田舎に良くある正午を告げるチャイム放送が流れる。

 

その、ちょっと間の抜けた感じの曲に、張りつめていた緊張の糸が一瞬途切れ、悪いカチの捉えどころを外す。

 

「マズイ」と、一度持ち直すも、保持感はあまり変わらず。

これ以上の調整は意味がないと判断し、リップへのランジへ。

 

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左手はリップを捉えるも、右手は今にも抜けそうだったので、とっさに右手も左手へ寄せてマッチへ。

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ギリギリでした

これが回り止めの役目を果たし、身体は剥がされることなく岩に残っていた。

 

その後は、はやる気持ちを抑えて慎重にリップをトラバースして、マントルへ。

旧ドラゴンのヒールがぐにゃりと潰れている様を目視しながらマントルを返し、岩の頂点へ。

 

 

思わず岩の上に寝転んでしまった。

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こんな気持ちの良い岩の上は久しぶり

1月末とは思えないほどの暖かな陽気。

透明度の高い物部川

 

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 これ以上ないほどの環境だなぁ。と岩の上から辺りを見渡し「さて、そろそろ降りるかな」と降り口を探す。

 

「ない・・・」

 

どこを探してもない!

 

宴岩の上流部はリップ付近に良いホールドがなく、クライムダウンにはキビシイ。

川側は、川の流れに磨かれたツルツルのスラブ。

登った面からは・・・飛び降りれるワケがない。

 

岩の上をウロウロしながら悩んだ挙句、下流側の茨が生えている面をクライムダウンすることに。

 

こちらはホールドがまだある(きっと登ったら6~8級くらい?)から、慎重にクライムダウン。

 

茨がチクチクする時もあるけど、これが正解の降り口なんだろうか?

 

なんとかクライムダウンをして、安堵の息。

 

塗仏は「これぞボルダリング!」という感じの、本当に良い課題でした。

 

 

時間はまだあったので、他のエリアに移動しようと思ったけど、久しぶりの晴れだし、洗濯物も溜まっていたので、土佐山田町でコインランドリー(洗濯機が300円で嬉しかった)を利用して、車内の虫干しをして一日が終了した。

 

こんな生活でも家事(?)的な事はあるわけで、時間、体力の限り登れる訳ではなくって、すぱっと気持ちを切り替えるバランスが大事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2020/1/26~28 橋の下ホームレスは続く

2020/1/26~28

橋の下ホームレスは続く

 

捻挫から4日経った26日は足首の状態もだいぶ良くなり、テーピングをしていればそれほどの痛みはなくなってきた。

 

少し天気が回復したのもあって、捻挫した課題へリトライする事にした(今思えば、アプローチの段階でまだ足首のぐらつき感があり、まったく完調ではなかったけど)

 

痛み止めを飲み、相変わらずの悪いアプローチをこなして岩の前に立つと、なんと下地が水没している…

 

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下地水没

うへぇ~と思いながら、せっかく来たんだし、前回失敗したマントルの攻略方法を探るために、岩の上部へ回ったり横から見たりブラシでホールドを触って見たり。

 

なんとか持てそうなホールドを見つけ、ムーブをイメージしてから帰路につく。

 

この帰路も辛かった。

 

う~ん、まだまだ足は治ってないぞ。

パキッといい音?したし、最低でも一週間は必要なんだろうな。

 

また明日から雨。

足の状態から晴れても登れないと分かっていても、本当に滅入る。

 

日照時間と鬱の関係を思い出して、「ケガをしてマイナス面に入ってると余計に響くな」などと考えながら、とにかく気を紛らわす事を見つけながら過ごそうと考える。

 

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仁淀川は増水していた

この日から、パチンコ屋の休憩コーナーにある漫画を読むのが趣味になった。

賭ケグルイ」にはまる。

 

クライマーの中にはスローパーでもなんでもカチで持つ「カチグルイ 」とか居そうだけど、指に悪そうだよなぁ。

2020/1/22~25 右足捻挫~橋の下のホームレス化

2020/1/22

右足捻挫 

 

6時起床。

標高の高い場所で寝たので、久しぶりに車体に霜が降りていた。

 

今日も仁淀川で目標の課題探し。

昨日の反省を活かし、今日は下流に向かって目的の課題を探す。

 

途中、飛び石で対岸へ渡るも、何度か大きな岩に阻まれて、その都度ちょっとした渓流釣りの高巻きの様に越えながら、なんとか目標の「ガンダーラ」へ到着した。

 

高さあり、下地悪し。

 

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ガンダーラ 初段

ロクスノの紹介文では、シーズンによって砂地の上下はあるけど、ランディングはおおむねフラットと書いてあったので、これは昨年の集中豪雨の影響なのだろうか?

 

まぁ、とりあえず下から届くところのホールドを探ってみる。

 

 

リーチーと言われる下部は、ホントにリーチー。

身長165㎝リーチほぼ同じの私ではパツパツのパツ。

 

初段という体感でこの課題をこなすのには、最低身長の制約がある課題かもと思った。

 

逆に言えば、そこさえこなせれば中間部はガバガバのガバ。

 

問題はリップのホールドを探るところから、課題の質がマントルメンタル系なるところだろうか。

 

下部は、左手のガバを浅くオープン気味で持つことで少しでもリーチを稼ぎ、右のサイドガバにランジ。

 

このサイドガバも一番いい所には届かないので、一度止めてから、足ブラでさらに奥に送ってようやく良い所に届く。

 

そこからは快適なガバのクラックをレイバック気味で二、三手進み、上部の棚にある良いんだけどガバとは言えない微妙なホールドへ。

 

そこからハイステップ気味でリップのホールドをとるのだけど、ここもリーチ的に保持しやすいコブ状のホールドへ届かないので、手前のカチを握りしめて右手を寄せる。

 

ここのムーブが一番怖い。

 

ここで落ちる事を想定してマットを敷いていたので、マントルでは完全にノーマット。

 

マントル体制に入ったら、良いホールドが見つからず、あちこちペタペタ触ったけど100%に近い自信を持ってマントルを返せるホールドが見つからなかったので、一度降りることにした。

 

さぁ、ここからが大変。

なにせハイステップでリップのホールドをとるくらい、途中になんのホールドもない。

 

リップのカチまで手を下げ、そこから右手を棚のホールドへ持って行ったけど、ここからさらにクライムダウンするにはデッドの一手で必要そう。

 

クライムダウンでデッドの一手なんてリスクのあることはできないので、この片手はリップの状態で、ぶら下がって飛び降りることにした。

 

 下に敷いてあるマットを確認し、えいっと飛び降りる。

 

上から見た感じ、高いけどケガをするほどではと思っていたのだけど、ランディングが斜めだったこともあって、足首を上方向に酷く曲げてしまい、右足首から「パキり」と言う音がした。

 

瞬時に「あっやっちまった」という思いと「激痛って訳じゃないから骨折ではなさそう」という思いが頭を駆け巡り、取り合えずアイシングだと河原に足首を付ける。

 

しばらく冷やしてから足首の状態を確認すると、腫れはそれほどなさそう。

骨折したら酷く腫れると聞いていたので、その点では安心。

 

それでも、痛みはあるので普通に歩くのは困難だった。

とりあえずブラシを括りつけていた木の棒を杖代わりにして、車まで戻ることにした。

 

怪我した直後のアドレナリン?の効果は素晴らしく、痛いけれど歩けないほどではなかったので、徒渉して対岸に渡り、とりあえず一番近くて傾斜の緩い斜面(といっても急登)を道路に向かって登って行った。

 

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藪漕ぎで道路へ出た

 そこから車まで何とか辿り着き、足首をとりあえずの形で手ぬぐいで固定した。

 

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足首が直角になってないからダメな例

この仮固定と、アドレナリン効果で車の運転はなんとか出来て、無事に高知の海岸近くのキャンプ地へ戻った。

 

 2020/1/23~25

橋の下のホームレス化

 

捻挫の翌日。

幸い?にもこの日から一週間近く天気は雨の予報。

 

捻挫した足首はケガした翌日になって痛み、この日は登山用ストックなしでは歩けないくらい辛かった。

 

夜になってから、土佐温泉(温泉という名だが銭湯)で汗を流す。

私が捻挫している事を知った番台のおっちゃんが、しきりに湿布あるよと勧めてくれる。

 

湿布で痛みをごまかすと変に足首を動かしてしまいそうなので、お気持ちだけいただいて、遠慮した。

 

 高知の人は優しい。

 

お風呂上りに手ぬぐいをテーピングに変えた。

かなり楽になったので、早めにテーピングにするべきだったと反省。

 

その後、二日間は橋の下で雨をしのぎながらの車上生活。

 

とにかく、用がない限りはじっとしていた。

 

昔、何かのドキュメンタリーで観た、前肢を骨折したオオカミが、砂の中に自分の足を入れ、天然のギブスにして足を治していた様子を思い出した。

 

当然だけどそのオオカミはその間、飲まず食わず。

人間だったら死んでいそうな環境だけど、野生は強い。

 

足となる車があり、食うに困らない程度の貯金がある私は、野生動物に比べたらなんと恵まれている環境なんだろうか。

 

 

 

 

 

 

2020/1/20~21 レスト、テングス

2020/1/20

レスト日

天気は良好、たまった洗濯物を片付ける。

スーパーマーケットの休憩コーナーが、電源も使えて快適だった。

 

道の駅に併設されている温泉も400円と安くて、西条市は良いところ。

 

2020/1/21

テングス

この日は愛媛県の鞍瀬川ボルダー。

西条市からは30分程度と近い場所だった。

 

エリア自体には8時過ぎには到着したが、目標の課題である「テングス」のある岩を見つけるまでは時間が掛かった。

 

というのも、目印にしていた河原のボルダーの下地が水没しているようで、トポの写真とはだいぶ違う景観になっていたからだ。

 

河原ではなくて山の中にあるという情報をもとに、辺りを探索するもなかなか見つからず。

 

ふと、小さな沢の上、道路から見える大岩を目指して林の中を登ると、テングスのある岩がようやく見つかった。

 

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この写真は登った後だからチョークが付いてます

「テングス」は下部は比較的新しいチョークが付いているも、上部はほとんどなし。

7m以上ありそうなハイボールで、横から上部へ回って慎重にリップ部を確認すると、砂利と泥とでまともなホールドが見当たらない。

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これでも掃除後です

これは掃除から必要なやつだな~と一旦車に戻り、ハーネスを付け、上からロープで懸垂しながら掃除。

 

ボルダーの上部はブラシを一本ダメにするほど酷い状態で、ホールドもスタンスもまだ安定しているとは言えない様な状況だった。

 

縦に節理が走っている岩で、いかにも脆そう。

そもそも、スタートホールドが力を入れるとグラグラと動く。

 

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取れそうなスタートホールド

2018年の初登であること、リップの汚れ具合、安定していないホールド状態から、まだそれほど多くの完登者を出していなさそうな課題という印象を受けた。

 

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上部は寝ているように見えるけど、取り付くと垂直に感じる

ところどころムーブを間違えるも、集中してトライして一便目でなんとか完登。

とゆうか、一回で終わらせないとヤバいくらいの高さ。

 

核心のムーブで足が切れたときは焦った。

後半はガバカチ地帯なのだけど、脆そうな岩質、高さの恐怖を紛らわすために声を出しまくった。

 

 

ブラッシングをし、荷物を片付け、岩の前をあとにする。

 

少し歩いてから岩を振り返り、ほとんどチョーク跡の消えていた岩に自分が付けたチョークが白く輝いているのが、その岩がまた息を吹き返したように感じられて嬉しい。

 

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写真は使いまわし

その後は鞍瀬川ボルダーの他の課題に興味を引かれつつ、再び仁淀川ボルダーへ。

 

簡単に言ってるけど、鞍瀬川から仁淀川までは普通に100km以上の距離がある。

 

途中、郵便局に寄ったり戻ったり?しながら、ほぼぶっ続けでドライブして夕方3時半頃に仁淀川に到着した。

 

この日は下見と割り切って、マット一枚で河原を彷徨う。

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ウスンマはすぐに見つかった

有名課題のウスンマは見つかったけど、目標の課題が見つからなくて河原を1㎞ぐらい遡り、もうボルダリング対象の岩がないと思えるようなところまで来てしまった。

 

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この日は時間もないし、結局、マットを背負って、非常に歩き難い河原を1時間歩くというボルダーズブートキャンプ的なエクササイズをして終了。

 

近くの道の駅みかわで寝た。

標高が高いぶん、久しぶりに寒かった。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

2020/1/19 仁淀川ボルダー

2020/1/19

仁淀川ボルダー

 

特に良いタイトルが思い浮かばない。

 

というのも、昨日、そこそこ高いボルダーから降りた時に右足首を捻挫して、一日経った今、けっこう痛むから集中力に欠けている。

 

・・・え~と、この日は、指皮の状態も良くないので、河原のボルダーを求めて仁淀川ボルダーへ。

 

この生活をしていると今日で何連登目かわからなくなる。

たしか、昨日は大山岬ボルダーで「縁」を登った。

 

昨日はその課題だけだったので、二連登といってもそれほど身体はヨレていないように感じるけど、実際、「縁」の前は中一日しか空けてないから、もう自分のベストコンディションがどんな状態なのか、まったく覚えてない。

 

目標課題の「56の冒険」は、仁淀川ボルダーのフューチャーエリアという所にあって、河原を歩いて15分ほどかかった。

 

56の冒険の前に着くと、3、4枚のマットが敷いてあり、セッションが行われていたので混ぜさせて貰った。

 

前にトライしている方の動きなどを観察&話しながらアップ近くの小岩でアップをし、フラッシュトライ。

 

リップ手前のサイドカチまで行くも、このサイドカチが下から持つ分にはまだいいけど、身体を上げると効かなくなる向き。

 

結局、このトライではサイドカチから右手を寄せれずにフォール。

 

休んでいる内に、一人の方が完登していた。

 

その方はサイドカチから。さらに上のホールドに飛ばしていたのを見ていたので、次のトライではそれを真似してみようと考える。

 

セカンドトライでは、ブラインドのサイドガバがとれずにフォール。

 

次のトライでリップのカチを捉えて完登できた。

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悪そうな印象だったマントリングも、豊富なマットとスポッターの居る安心感から、不安な要素もなく、落ち着いて返して岩の上に立てた。

 

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マントルは落ち着いて返せた

セッションに混ぜさせて貰ったこと、充分なマット。
登らせて貰ったという課題です。

 

昨日の「縁」でも感じたが、やはり一人の力ではどんな課題も時間が掛る。

人に助けられて登れていることに感謝。

 

その後は、56の冒険の裏側で盛り上がっていた「超雪月花」へのセッションへもご一緒させて頂いた。

 

こちらは下地の悪いハイボールな「雪月花 」のリンク課題。

まずは雪月花を登り、上部のホールドを確認。

 

その後、超雪月花のトライを開始して、思った以上に良いホールド感だったので、フラッシュできた。

 

初段フラッシュというと聞こえは良いけど、リンクものだと途中から登っているぶん、微妙に感じてしまう。

 

皆、リンクものでも自分の履歴にフラッシュとして語るのだろうか?

 

超雪月花はヨレてからランディングも含めて、最後に試されるような良い課題だった。

 

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短いけどルーフのムーブを楽しめる

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省エネと映えを意識したランジ

その後は特に登ることもせず、スポッターに徹して休憩。

16時を過ぎて、雨が降ってきたタイミングでお開きとなった。

 

その後は、次の目標課題のある愛媛県、鞍瀬川ボルダーを目指して四国を北上。

西条市に入り、市営のボルダリングウォールで一時間だけ登った。

 

久しぶりのジム、落ち方を意識せず、背中から落ちられる幸せ。

 

 

 

 

 

2020/1/17~18 真冬の入道雲

2020/1/17

 

レスト、一日雨。

雨漏りする車なので、立体駐車場に入る。

ルーフボックスを付けても立体駐車場に入れる車高で良かったと心から思う。

 

2020/1/18

真冬の入道雲

 

この日は大山岬ボルダー名村エリアへ。

 

九時ごろにエリアの駐車場に到着し、昨日、車のドアをすべて開放し、一日降り続いた雨の影響でシケシケになった車内をしばらくを乾かす。

 

初大山岬なので、車内を乾かしながらエリアを少し下見した後、目標課題の「緑」へ。

 

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青い空と海に映える白いボルダー

はじめは岩場に一人だったので、落ち場所を見るために2回ほどトライ。

 

一か所少し怖いデッドの右手寄せムーブがあって悩んでいたら、同じくソロボルダラーの方が現われて、セッション(というかほとんど参考にさせて頂きました)効果により解決。

 

その方がパーフェクトなムーブで完登した後、私も続いた。

 

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その方が「トポのラインはどうみても直上だよね」と拘りの直上抜けをしていたので、私もそちらに習いましたが、カッコイイ拘りでした。

 

岩の上に立ったあとは、眼前に広がる太平洋を四国に来て初めてまじまじと眺めた。

 

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課題、ロケーションともに最高のボルダーでした

 

まだ午前中だったので、今日の目標課題が終わったというボルダラーさんとしばらく談笑。

 

私もこの課題以外の予定はなにもなかったので、お昼過ぎまで話したあとにお互いに「また、どこかで」と言って別れた。

 

 

指皮が限界だったので今日はこの一本で終了として、お風呂と高知名物のアイスクリンムーブ。

 

近くの入浴施設が、入れ墨が入った地元のおっちゃんらの社交場になってて面白かった。

私は入れ墨、タトゥーにたいしてなんの抵抗もないので、なんの絵なのか興味津々で眺めていた。

 

入れ墨のないおっちゃんとサウナで旅で高知に来ている事を話し、隣で入れ墨のおっちゃんが黙って聞いていた。

 

お風呂上りに、鏡も前で髪の毛を乾かしていたら、入れ墨のおっちゃんの一人がだまって私の前にペットボトルのミネラルウォーターを置いて出て行った。

 

?と思ってしばらく様子を見ていたけど、取りに来る様子もない。

 

どうやら私に奢ってくれたようで、ありがたく頂いたのだけど、唐突のことでお礼が言えなかった。

 

高知の人はシャイなんだろうか。

 

とりあえずお風呂のスタッフの人に、「お尻まで入れ墨のあるおっちゃんに水を貰った。お礼が言えなかったから今度来たら伝えといてください。」と伝え、お風呂屋を後にした。

 

因みにその入浴施設、入口の前にデカデカと「入れ墨、タトゥーが入っている方はお断り」とあって、しみじみ「高知はおおらかだなぁ」と思った。