2020/1/2
レスト。
疲れていると稀に発症する胃にクる体調不良で、ゲーゲーと嘔吐しながら奈良県の道の駅でまる一日くたばる。
水を飲んでもポカリを飲んでも吐くし、12時間以上物を口にしなかった。
胃液を出し尽くしたかのような一日だった。
2020/1/3
回復。
昨日の症状はいつも通り、吐きつくして一日横になっていたら治った。
車中泊生活も、もうすぐ二か月になる。
思えば風邪気味になったことはあっても、立ち上がるのが辛いくらい体調を崩したのは今回が初めてだった。
日に日に寒くなる(というか寒い方に向かっている)中での車中泊と、車上生活ゆえの生野菜不足、連日のハードな運動(ボルダリング)
体調を崩さない方がおかしい。
食費は無理して節約せず、特に果物をたくさん食べる生活に変えた方が良さそう。
昨日みたいにまる一日寝ていたら、フィジカルが極端に落ちそうで心配になる。
経験上、一日でほぼ治る体調不良だったので、昼間前には登れるくらいに回復するだろうと、シャワー浴びて御手洗ボルダーに向かう。
目的はロクスノ1級&初段に紹介されていた「ターターシン」と「ゴジョジュ」。
この二本だけ登って早めに切り上げれば体調的にも問題ないだろうと判断した。
暖冬の影響か、御手洗ボルダーは意外に暖かく、トライ時にはTシャツ一枚になりたいほど。
でも、フリースを脱ぐと上下同系色になってダサいので、フリースを着たまま登った。
ゴジョジュは一手もの感がヒシヒシと伝わってくる課題だったので、ヨレてからでも登れるだろうと後回しにして、まずはターターシンから。
ターターシンは下部にフィジカル的な大き目のムーブ、上部で保持力が試される細かいホールドと、課題の質がガラっと変わる面白い課題。
使えるホールドが豊富で、体格や得意によってムーブが色々と出てきそうで、初段というグレードでは珍しい課題かも。
ウォームアップがてらムーブを作ってからの繋げ一本目は、キーホールドの遠いガバカチをどりに失敗。
この時の左手はガストン気味のカチ。
このトライで失敗後に、ご一緒したクライマーさんに、ひとつ上のスローパー気味のホールドを使っている人も居ると教えてもらい、バラしでそちら試したら、前より楽にガバカチへ届いた。
少し休んで、次のトライで完登。
バラしでけっこう触ってしまったけど、早く終わって良かった。
少し下流に移動して、ゴジョジュをトライする前に長めのレストを入れようと渓谷を散歩。
エリアのすぐ上流が管理釣り場ばからか、良い型のニジマスが泳いでいるのが見える。
しばらく他のボルダーを見たり、ニジマスを見たりして過ごす。
充分に休んだところで、「ゴジョジュ」をトライ。
午後は次のエリアに向けて移動したかったから、こちらも早めに終わらせたい。
見るからに一手もの感があって好きなタイプの課題ではないのだけど、なにより自分の身長だとマットを重ねないとスタートホールドに届かないから、さらに好きではない課題だった。
カメラをセットして1トライ目。
足が滑ってフォールというか着地(笑)
2トライ目。
なるべく飛ばないように、壁を蹴りつつも軽く手を伸ばすイメージで右手を出す。
その右手が運よくガバカチにフィット。
そのまま離さないように全力で握りしめて左ヒールを上げ、リップへ。
このリップが意外に甘く、初手の右カチで体を押し上げないとマントル体制へ持っていけない。
「なるほど、ここが一手で終わらない1級らしい面白いところか 」と感心しつつ、二度とリーチ差が出るであろう初手取りをしたくない意地で、マントルを返してトップアウト。
苦手な一手ものが嵌らずに登れて良かった。
せっかくのエリアだから色々な課題に登りたいけど、病み上がりだし…と素早く撤収。
長距離の運転も控えているから正しい判断だったと思う。
湯谷峠を越して三重県の宮川へ。
この日は「道の駅 奥伊勢おおだい」で寝た。
道の駅のwifiはこまめに繋ぎなおさないとならないけど、23時まで開いているスーパーが隣にあって快適だった。